YAGNI:すぐに使わんもの作るなの理由

YAGNI - Wikipedia

まさに言いたいこと全部wikipediaに書いてある。

「あとで使うだろうとの予測の元に作ったものは、実際には10%程度しか使われない。」

とあるけれど、新規事業つくるスタートアップの観点で言うと、仮にこの実際に使う10%に入ったとしても、作ったのと使い始めが数ヶ月とか半年とかずれていると、この期間に導入された他の新機能とちゃんと一緒に動くかとか新たにテストしなければいけなくなるし、担当した開発者がその機能だけを担当しているわけではないので、数ヶ月前に作った機能のことなど正直いって大体忘れている。

「あとで使う」コストってのは想像以上に重い。

金融の用語で割引現在価値っていうのがあるけど、

割引現在価値 - Wikipedia

スタートアップの開発でも同様で、将来に使うであろう機能を現在において実装する場合には、そもそも使わない、存在するといろいろ複雑になる、(上記の)あとから改めて使うこと自体のコストなどなど考えて、大幅に価値が割り引かれることになる。

できるだけあとで作るべきだ。