アンチパターンの良さ:パターンの再発明は難しい

今日作ったコードの、今日作った設計の、良い所を一般化してまとめておこうとするとすごく難しい。

それがほんとにベストの書き方だったかを検討するのって、他の可能性をできるだけ多く検討する必要があるので、自分より上級のプログラマと時間をとってペアプログラミングができるとかっていう状況でもない限り、時間がかかりすぎる。

また、そうやって時間をかけて色々検討した結果、結局旧来のデザインパターンに行き着いたとか、そもそもパターン化できるようなものではなかったとかってことがある。

これはこれで勉強になっていいんだけど、もっと良いパターンあるか、もっと良いものあるか病になってくるんで、程々にしておいた方がいい。

 

一方でアンチパターンは、自分が痛い目見たパターンを覚えておくだけなので、他のアンチパターンと比較する必要ないし、何がいいかを説明するより、何がダメだったかを説明するほうが簡単だし、自分が痛い目見てるんで記憶にも残る。

 

なんで、ピカピカのベストプラクティスツールボックスには偉人が発明してくれたパターンを詰めておいて、個人レベルの経験値をアンチパターンツールボックスに入れていく、という方針は悪くない、というか現実的にすごくいい。